子どもが料理すると余計な食費がかかる?

「弁当の日」の取り組みがいいのは分かるけど、
子どもに料理をさせると、余計な食費がかかるから、ちょっと困るーーー。


そんな声が、講演を聴いた人から出ることがあります。


確かに、日々の食費を管理する立場からすれば、
1000円、2000円でも、気になるもの。


でも・・・・。
本当に「余計な食費がかかる」とは、どういうことか、
もう少し長い目で考えてみませんか?


そこで、活躍するのが、このポスター。


西日本新聞の連載・食卓の向こう側シリーズ第12部「価格の向こう側」の内容をもとに、
佐藤剛史さんが学生たちとつくりあげたものです。


コンビニだと1個100円のおにぎりは「安く」見えますが、
自宅で炊けば、米代は、茶わん一杯で約30円。
30円といえば、缶コーヒー3分の1本分、カップラーメンの半分以下…。


自炊できない、「買うしかできない」人間として生きていく方が、
「余計な」食費がかかるのではないか・・・という問題提起。


果たして、「やりたがる」時期の子どもたちを台所に立たせることは、
高くつくでしょうか?


作ることを楽しいと感じ、
家族のために作りたいと思う人間に成長する可能性を与えることは、
長い目で見れば、
本当にその子やその子の将来の家族を救う
「生きる力」を育むことではないでしょうか?



ポスターを授業で使った小学校教諭・稲益先生の授業レポートはこちら(剛史さんのブログへ)


また、このポスターのお求め方法は、こちら(剛史さんのブログへ)