竹下さんの新刊『「ごちそうさま」もらったのは”命”のバトン〜子どもがつくる”弁当の日”10年の軌跡〜』出版!




竹下さん最後の勤務校となった綾上中学校での”弁当の日”の取り組みが「弁当の日」4冊目の本にまとまりました。発行は自然食通信社。

「子どもが作る”弁当の日”」が変えた、すごいこと。
自分でつくる。家族につくってあげる。
友だちの顔を思いながらつくる。
「いただきます」「おいしかった」
あたりまえの言葉がうれしい。
「台所に立つことは意味がない」と育てられた「親」たちが、
子どもの成長を喜び、子どもといっしょに台所に立ち始めた。

これまでの講演で話されたものや綾上中でのエピソードが盛り込まれた1章には感動がたっぷり詰め込まれています。
校長室で照れくさそうに披露された校長はじめ、先生たちの力作弁当の”見せっこ”が少しずつ、誇らしげな表情に変わり、生徒たちにも広がりながら、生徒と教師たちのあいだに温かい気持ちが通う合うようになっていく様子も伝わってきます。

毎日朝早く起きて家族の朝ごはんをつくり、仕事を持ちながら家事をこなしていても不平を言わない親や祖父母たちの姿に感謝の気持ちを新たにするなど、自分で作る側に立って初めてわかった大切なこと…たくさん集まった生徒たちの作文に現われた家族や、食を通して見えてくる世界への眼差しの深まりと目覚ましい成長にほろりとします。うーん、中学生たち、みんな、なんてキュートなの!
新聞に大きく掲載された竹下校長と卒業を迎えた生徒たちのどこまでも高く晴れ渡る青空のようなすばらしい笑顔が、”弁当の日”の全てを語っているなあと、わたしはその写真に思わず涙ぐんでしまいました。
自然食通信社ホームページ [http://www.amarans.net:title=http://www.amarans.net
この本がたくさんの人に手にとってもらえるよう、ぜひぜひ応援してくださいませ。